このコーナーでは、県民会議構成機関・団体の取組を紹介します。
「みまもら騎士」(三股町)
ニ年前、夕暮れ時の「痴漢行為」や「声かけ事案」が三股町内で発生し、地域住民から夜間パトロールの強化を望む声が強くなりました。しかし青パト(青色回転灯付パトロール車)の運転にはパトロール実施者証の交付が必要であり、定期的な巡回を行うには多くの職員の協力が不可欠でした。・・
そんな中、「職員にしか運転できないのであれば、自分たちで自分たちの町を守って行こう!」という気運が高まり、「小さな町だから出来ること。それは皆の心が一つになること」を合言葉に三股町職員のボランティアによる夜間パトロール隊「みまもら騎士(ナイト)」が結成されました。
三股町役場総務企画課の高山秀栄さんに聞きました。
名前の由来は?
職員公募で「まもらないと」が候補に上がり、これに「見守る」「みまた」「身」の頭文字である「み」を付け加え、夜間パトロールなので「夜(ナイト)」と「騎士」をかけて「みまもら騎士」に決まりました。
構成と活動回数は?
全職員の三十四%にあたる六十六名で構成しています。ニ十五の班に編成し、週ニ回、夕方の五時から八時の間に巡回しています。
活動を通して感じることは?
回転灯を回してパトロールすることで、犯罪を未然に防ぐ抑止力の効果はあると思います。町内は街灯の少ない場所も多いので、部活動や塾で帰宅が遅くなった子どもたちにも、車が見えることで安心してもらえれば嬉しいですね。
将来の構想は?
PTAや商工会の皆さんなど、地域との連携を強めていき、毎日継続してパトロールできる体制をつくっていきたいです。小さな町だからこそできる、みんなの心が一つになった、犯罪が発生しにくい環境づくりを目指します。
ありがとうございました。